マイデルスロート(Muiderslot)

Ulrike Grafberger, 2013年3月5日, 224 ビュー

マイデルスロート(Muiderslot)

今日は、アムステルダムの南東にあるマイデルスロート(Muiderslot)というお堀のあるお城に行ってみましょう。正真正銘のお堀のお城にふさわしく、相当大きなお堀と跳ね橋があり、それに高い壁がそびえ立っています。 お城の敷地に入ると、昔の石細工だけでなく、目に入ってくる景色全てが中世を思わせます。重たい麻の服を着た農家の女性が座って食事の用意をしていたり、槍と剣と盾を持った騎士がお城の敷地内を巡回していたりするのです。いわゆる「生きた歴史」です。

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今日は、アムステルダムの南東にあるマイデルスロート(Muiderslot)というお堀のあるお城に行ってみましょう。正真正銘のお堀のお城にふさわしく、相当大きなお堀と跳ね橋があり、それに高い壁がそびえ立っています。

お城の敷地に入ると、昔の石細工だけでなく、目に入ってくる景色全てが中世を思わせます。重たい麻の服を着た農家の女性が座って食事の用意をしていたり、槍と剣と盾を持った騎士がお城の敷地内を巡回していたりするのです。いわゆる「生きた歴史」です。

風格のある、お堀のあるお城

跳ね橋を渡ると、厚さ1.5mの壁と4棟の円形の監視塔に囲まれたお城の外壁に着きます。マイデルスロートは防衛システムの重要な一部だったため、風格のある要塞が必要でした。1285年、フェヒト川(Vecht)がザイデル海(Zuiderzee)、現在のアイセル湖(Ijsselmeer)に流れ込むこの地に、フロリス伯爵(Count Floris)がマイデルスロートを建設しました。彼は太い鎖を川に渡して、要塞の建築費用を稼いでいました。どういうことかと言うと、アムステルダムに向けてフェヒト川を行く船が航行を続けるために、伯爵にお金を払ってその鎖をどけてもらっていたということです。

フロレス5世は、賢いのみならず、親切でした。彼は勲章を定め、多くの庶民が騎士号を得られるよう働きかけました。そんな彼に付けられたあだ名は「デル・ケールレン・ホッド(Der keerlen god)」、つまり「貧民の神」というものでした。彼の死後、マイデルスロートは荒廃し、建て替えられ、ヤコブ・カッツ(Jacob Cats)、ヨースト・ファン・デン・フォンデル(Joost van den Vondel)、ピーテル・コルネリスゾーン・ホーフト(Pieter Corneliszoon Hooft)などオランダの作家たちの住居や会合の場所として使われました。「オランダのシェイクスピア」として知られるホーフトは、マイデルスロートに大勢の学者を集めていました。フロリスと並び、彼はこの城の最も著名な住人でもありました。18世紀と19世紀には、マイデルスロートは兵舎として使われ、現在ではオランダで最も人気のある小旅行の目的地となっています。

マイデルスロートの見どころは?

筆者たちはガイド付きツアーに参加しましたが、歩く先々に説明が書かれたパネルがあるので、ご自分で見学されても良いでしょう。例えば、西の塔やあずまやへ行くには、騎士のルートがあります。ここでは、中世の衣装を着て、騎士や乙女に扮することができます。ですので、カメラをお忘れなく!さらに進むと、武器の部屋があり、剣、斧槍、鎧が展示されています。「新しいものを発見して、自分で試してみる」という、オランダのミュージアムならではのモットーが、ここでも生きています。だから、木馬に乗ってパパとトーナメント(戦闘競技)で勝負するのも良いでしょう。勝者は、狩りの部屋で騎士号が与えられます。塔のルートを行けば、他の3つの塔を見学し、マイデルスロートの歴史について学べます。

乙女と若い騎士は大歓迎

マイデルスロートは大人も相当楽しめますが、子どもたちにとっては本物のアドベンチャーです。
騎士たちは、何を食べて、どうやって寝て、どんな風に戦いに出て行っていたのでしょうか?
マイデルスロートに行けば全てが分かります。さらにすごいことに、自分で衣装を着てみたり、遊んだり、いろいろなことを試したりできるのです。そして、もしラッキーなら、魔女にだって彼女のテントの中で会うことができます。大きな悩みでも、小さな悩みでも、仲の良いお友だちとケンカをしてしまったなど、どんな悩みでも魔女に聞いてもらうことができます。すると、魔女はその悩みを小さな袋に入れて、そこに葉っぱを少々加えて口を閉めたら、あなたに渡してくれます。そうすれば、すぐに悩みを忘れてしまうことでしょう。

猛禽と薬草

夏のマイデルスロートに行かれるなら、お城の庭園がとにかく素晴らしいです。17世紀には普通のことでしたが、庭は家庭菜園とお花の庭園とに分かれていました。従来の野菜、医療用や衣類を染めるための草類は、トマトやカボチャやキャベツの横に植えられていました。香り高い花々に囲まれた木々の間を縫って設けられた屋根付きの歩道は日よけにもなります。夏のマイデルスロートには鷹匠もいます。毎週水曜日と土曜日の午後には、空飛ぶ猛禽類のショーも開催されています。つまり、夏になったらまたマイデルスロートに来なくてはならないということです。悩み袋に悩みを入れて、空飛ぶ鷹を見るために、です。

ちなみに、お腹が空いたり喉が乾いたりしたら、お城の居酒屋か、お城の外壁の内側にあるテラスへどうぞ。

マイデルスロート(Muiderslot): アムステルダム南東のマイデン市ヘーレングラハト1(1 Herengracht, Muiden)

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