シアター・ルネサンス

Marloes Tervoort, 2013年11月15日, 155 ビュー

シアター・ルネサンス

劇場には思い入れがあります。筆者は劇場評論家だったことがあり、そのためアムステルダムの劇場で多くの時間を過ごしました。劇場というのは、建物自体は好きなのですが、ガタのきているロビー、空気のこもったクロークルーム、まずいコーヒーなど、くたびれた感があります。

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劇場には思い入れがあります。筆者は劇場評論家だったことがあり、そのためアムステルダムの劇場で多くの時間を過ごしました。劇場というのは、建物自体は好きなのですが、ガタのきているロビー、空気のこもったクロークルーム、まずいコーヒーなど、くたびれた感があります。

それなのに、なんと見違えたことか。2008年に「アムステルダム市立劇場(Stadsschouwburg)」は大掛かりな改築工事を行い、シアター、ライツェ広場(Leidseplein)に面した玄関、優美さを誇るレストランとバーを一新しました。これで、この劇場は新たな命綱を得たと言えます。海外からの観客の皆さんにとって便利になったのは、多くのショーが英語の字幕付きになったことでしょう(ウェブサイトにイギリス国旗のマークで表示されています)。

角を曲がると、オランダの劇場プロデューサーであるヨープ・ファン・デン・エンデ(Joop van den Ende)の独創性が発揮された「デ・ラ・マール劇場(De La Mar theatre)」があります。4年間の改装工事を経て、2010年に復活しました。建物は刷新されたものの、どこか昔の面影も残してあります。この劇場には、別棟に「グランド・カフェ(Grand Café)」があり、著名なレストラン批評家ヨハネス・ファン・ダム(Johannes van Dam)がここのメニューを絶賛しています。

アムステルダムの劇場の大御所「カレー劇場(Carré)」は、'90年代初めに改装されました。サーカス監督のオスカー・カレー(Oscar Carré)がこの劇場の創立者であり、毎年恒例のスペクタクルな「ワールド・クリスマス・サーカス(World Christmas circus)」の開催地にもなります。伝統あるこの「ワールド・クリスマス・サーカス」に加えて、カレーは国内外からの数々のショーも催しています。以前、その年の「クリスマス・サーカス」でピエロを演じていたベッロ・ノック(Bello Nock)にインタビューしたことがあります。「4日間で12回ショーに出演しましたが、ずいぶん楽しめました」と彼は言っていました。サーカス・ショーは相当見応えがあり、あの「シルク・ド・ソレイユ」さえもかすんでしまうほどです。

近年ホテル・バーがホットスポットになってきましたが、同じことが劇場のレストランやバーにも起こるのでは、と予想しています。なので、今年は「ワールド・クリスマス・サーカス」を横目に、劇場ロビーやバーで雰囲気にのんびり浸ろうかと思っています。そして、コーヒーを飲んでみます。きっとコーヒーの味も一新されているでしょう。

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