アムステルクリング博物館 (屋根裏教会)

849 ビュー

アムステルクリング博物館 (屋根裏教会)

17世紀のカナルハウスの屋根裏にある、アムステルダムでも最もユニークな教会に足を踏み入れてください。

読む

オランダの黄金時代、オランダは宗教改革の真っ只中にあり、カトリック教徒が公の場で礼拝することを禁じました。これに抵抗して、ヤン・ハルトマン(Jan Hartman)は1661年に購入したばかりのアムステルダムの邸宅の屋根裏に秘密の教会を建て始めました。「屋根裏におわす我らが主」と訳されるMuseum Ons’ Lieve Heer op Solder(アムステルクリング博物館)は、完全な状態で保存された住居兼教会であり、宗教の自由における国の象徴になっています。

    • アムステルダムの中心地にある、オランダ黄金時代まで遡る保存状態の良いカナルハウスを訪れてください。
    • 毎年10万人以上の観光客が、この博物館の歴史的な階段を上っています。
    • 屋根裏教会では今でも毎週日曜ミサが行われています。

アムステルダムの秘密の教会

ヤン・ハルトマンは、リネン取引やワインの輸入税を徴収して財を成した裕福な商人でした。42歳の時、ハルトマンとその妻、5人の子供たちはアムステルダムのアウデゼイズ・フォールブルグワル(Oudezijds Voorburgwal)にある運河沿いの大邸宅に移り住みました。ここでは隣接する2軒の建物も購入しました。1661~1663年に、ハルトマンは、上層階の3層を荘厳な教会に改築する際、監督しました。家のファサードの裏側に隠れた教会です。 

アムステルクリング博物館の見学

アムステルダム国立美術館に次ぐアムステルダム最古の博物館の1つであるアムステルクリング博物館では、17世紀の生活の実態を垣間見ることができます。見学では初めにハルトマンが家族や司祭のペトリュス・パルマンティエ(Petrus Parmentier)と暮らした家を見て回ります。対称的なデザインのレセプションホールは、まばゆいばかりに輝き、華麗な家具、パネル張り天井、暖炉の上には紋章が飾られています。2つのキッチンはデルフトタイルで装飾が施され、リビングルームには暖かさを保つため壁に吊るされた織物のレプリカが置いてあります。

オランダの屋根裏教会は、元の状態に近い形で保存されています。教会は見事な装飾が施され、今なお数多くの貴重な遺物、工芸品や黄金時代初期の細部が残っています。何年にもわたる修復事業(最近の大規模な作業は2015年に完了)の間、壁は科学的調査に基づく本来の色が抽出、再現された独特のくすんだピンク色で塗装されました。この色は「キャプト・モータㇺ」と呼ばれ、「死人の頭」を意味します。ヤコブ・デ・ヴィット(Jacob de Wit)による緻密な絵画は、説教壇の上の祭壇画を形作り、当時の照明器具は電球に変更されています。方々から教会を訪れた信者たちは、ハルトマン一家と一緒に住んでいたペトリュス・パルマンティ司祭が執り行うミサに出席し、懺悔室を訪れました。

宗教の自由の象徴

興味深いことに、プロテスタント政府がハルトマン邸に隠された屋根裏教会を発見したとき、政府の対応はプロテスタント以外の宗教を認める余地を与える政策を押し通すというものでした。これは今日のオランダで享受されている「宗教の自由」という考え方への道を開きました。博物館では寛容や多様性といったテーマに基づく展覧会の様々なプログラムも開催されています。 

周辺の観光スポット

博物館を訪れると、アムステルダムの文化的な見所をもっとたくさん見てみたくなるでしょう。そんなあなたにぴったりの観光スポットをご紹介します。運河ツアーに参加して水上からこの街で一番のフォトジェニックな景色を眺めたり、赤灯地区を回ってみてください。近隣のNEMO科学技術博物館は、科学技術を紹介する家族連れにうってつけの場所です。お子様の記憶に長く残る体験ができるでしょう。一方、アムステルダム建築センター(ARCAM)は、建築ファンにとって必見です。過去、現在、未来のアムステルダムの発展を明らかにしています。  

割引チケットの購入

チケットを購入して、アムステルクリング博物館の美と歴史を体験してください。

博物館のエントランス棟にはエレベーターと障がい者用トイレが設置されていますが、歴史的な建物内には階段や狭い通路が多いため、車椅子をご利用の方については、教会への入場はお断りしています。また、お身体が不自由な方についても、入場をお勧めしないことをあらかじめご了承ください。